2005年01月11日(火) 13時45分
振り込め詐欺口座、中3に開設させる…少年3人逮捕(読売新聞)
山形県警振り込め詐欺事件捜査緊急対策本部は11日、中学生に振り込め詐欺に使われた銀行口座を開設させたとして、いずれも埼玉県越谷市に住む無職(19)、塗装工(16)、飲食店アルバイト(17)の少年3人を詐欺容疑で逮捕した。
口座の名義人になっている同県内の中学3年の男子生徒(15)を同容疑で補導し、任意で事情を聞いている。
調べによると、無職少年らは2004年10月中旬、埼玉県越谷市にある都市銀行支店2か所で、男子生徒に譲渡目的を隠して自分名義の口座を開設させ、それぞれの銀行から通帳とキャッシュカードをだまし取った疑い。
2つの口座は、同年10月28日、山形県米沢市内の無職女性(56)が、警察官や被害者を名乗る男に交通事故の示談金名目で338万円をだまし取られた事件の振込先として使われていた。
調べに対して、逮捕された3人は「中学生に口座を開設させ、受け取った通帳などは他人に売った」と容疑を認める供述をしている。同対策本部は、3人と振り込め詐欺の実行役との関連を追及している。
中学生は無職少年らの遊び仲間で、3人のなかに中学生の先輩がいたという。
(読売新聞) - 1月11日13時45分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050111-00000504-yom-soci