2005年01月08日(土) 11時03分
痛風薬「ベンズブロマロン」で劇症肝炎、注意呼びかけ(読売新聞)
代表的な痛風治療薬「ベンズブロマロン」の服用で劇症肝炎が相次ぎ、旧厚生省が2000年に安全対策を講じたが、それ以降も少なくとも6人が劇症肝炎などの肝障害を起こして死亡していたことがわかった。
厚生労働省は、安全対策を守っていれば防ぐことができた可能性があるとして、製薬会社に、医師に使用上の注意の徹底を呼びかけるよう求めた。
ベンズブロマロンは、痛風の原因となる尿酸値を正常にする働きがある。ユリノームなどの商品名で販売されており、推定で毎年約30万人が服用している。1978年に承認後、副作用で8人が劇症肝炎を発症、うち6人が死亡したことを受けて、旧厚生省は2000年2月、服用後の定期的な肝機能検査の実施や、肝障害のある患者には使用しないことなどを医師に求める緊急安全情報を出していた。
(読売新聞) - 1月8日11時3分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050108-00000403-yom-soci