2005年01月07日(金) 19時24分
決定での死刑確定ためらう 松本被告、公判は来年以降(共同通信)
東京高裁(須田賢裁判長)は7日、オウム真理教松本智津夫被告(49)=教祖名麻原彰晃=の弁護側控訴趣意書の提出期限を、今月11日から8月末まで延長すると弁護団に通知した書面の中で「(期限までに)提出できなければ控訴棄却の決定で死刑判決を確定させることなるが、それは事件の重大性からためらいを覚えざるを得ない」と理由を詳しく説明した。
高裁が控訴趣意書期限の延長の理由を詳細に示すのは極めて異例。公判開始は早くても来年以降になる見通し。
須田裁判長は、弁護団が当初松本被告と意思疎通できないことを理由に趣意書提出を拒んだことについて「被告が弁護団と意思疎通を図る見込みはもともと極めて低く、意思疎通できなくても趣意書提出は可能。これを理由に延長を考慮する余地はない」と指摘した。
(共同通信) - 1月7日19時24分更新
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