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オウム真理教元代表・松本智津夫（麻原彰晃）被告（４９）＝一審死刑＝の控訴審で、東京高裁刑事１０部（須田賢裁判長）は７日までに、今月１１日としていた控訴趣意書の提出期限を今年８月３１日まで延長することを決め、関係者に通知した。弁護人の期限延長の申し入れを受け入れた形で、理由について同部は「遅延は被告人側に責任があるが、事案の重大性を考えれば延長を一切認めず控訴を棄却することには躊躇（ちゅうちょ）を覚える」などとしている。
控訴審を始めるためには、控訴趣意書が提出された後、検察側が答弁書を出す必要がある。裁判進行のための事前協議も必要で、松本被告の控訴審の開始は来年にずれこむ公算が強まった。
(01/07 15:17)