2005年01月06日(木) 19時23分
別人に判決言い渡し 高松地裁、名字が似た発音(共同通信)
高松地裁が昨年8月、出廷した男性被告が別人と気付かないまま判決を言い渡していたことが6日、分かった。
同地裁によると、昨年8月12日午後、詐欺罪に問われた男性被告の判決公判に、同じ日に公判予定の窃盗罪などに問われた男性被告が出廷。増田耕児裁判官は被告の氏名を読み上げて本人確認をし、出廷した被告が「はい」と答えたのを受け、執行猶予付き保護観察処分の有罪判決を言い渡した。
検察官や弁護人、書記官、刑務官は間違いを指摘せず、言い渡し後に裁判所職員が判決内容について被告に説明する際、間違いに気付いた。
増田裁判官は同被告を法廷に呼んで判決が無効だと伝え、本来の被告に判決を言い渡した。2人の名字は似た発音だったという。
(共同通信) - 1月6日19時23分更新
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