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2005年01月05日(水) 09時16分

McAfeeが2004年の脅威ワースト10発表、2005年も攻撃増加を予想ITmediaエンタープライズ

 ウイルス対策ソフトメーカーのMcAfeeがこのほど2004年の脅威ワースト10を発表した。上位にランクされているのはスパイウェア/アドウェア、電子メールで拡散するウイルス、スパムで感染するマルウェアのいずれかに分類されるという。

 McAfeeの報告によれば、2004年は中程度以上の危険を伴うウイルスが、2003年に比べて激増した。同社で中程度以上と評価した脅威は2003年が計20件だったのに対し、2004年は46件に上ったといい、これは大部分がNetskyとBagleの争いによるものだと分析。2004年上半期に発見されたコンピュータウイルスは1日当たり50件、同年末までに同社のデータベースに追加されたマルウェアは1万7000件に上ったという。

 2004年中に発見された脆弱性は2800件強で、前年より25%の減少となったが、これら脆弱性を突いた攻撃の報告件数は計380件を超え、前年に比べて50%以上も増えた。

 電子メールとWeb経由で届くアドウェアと迷惑コンテンツは2005年も増え続け、プログラムはますます複雑化するとMcAfeeは予測。コンシューマーの認識不足が原因でフィッシング詐欺の手口に騙されるケースも増え続け、既知の脆弱性を突いた攻撃件数も増えると予想している。

 同社が発表した2004年の脅威ワースト10は以下の通り(アルファベット順)。

・Adware-180
・Adware-Gator
・Exploit-ByteVerify
・Exploit-MhtRedir
・JS/Noclose
・W32/Bagle
・W32/Mydoom
・W32/Netsky
・W32/Sasser
・W32/Sdbot(sdbot、gaobot、polybot、spybotもこの一種)

http://www.itmedia.co.jp/enterprise/
(ITmediaエンタープライズ) - 1月5日9時16分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050105-00000009-zdn_ep-sci