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2008年11月30日(日) 02時35分

10年前から計画具体化=首都圏転居、あだ討ち目的か−元次官宅襲撃で小泉容疑者時事通信

 3人が死傷した元厚生次官宅連続襲撃事件で、無職小泉毅容疑者(46)が警視庁の調べに「10年前から、あだ討ち計画を具体的に進めようと考えていた」と供述していることが29日、分かった。
 このころ、さいたま市のアパートに入居しており、同庁は襲撃実現のため、対象者を狙いやすい首都圏に転居した疑いもあるとみて調べている。
 同容疑者は動機について「34年前、家族(犬)を殺された。あだ討ちを漠然と考えた。保健所の職員は関係なく、昔は厚生大臣を狙おうと考えたが、大学で高級官僚が悪だと分かった」と語った。
 その上で「10年前、いよいよ計画を具体的に進め、あだ討ちをしようと考えた。体力のあるうちにやり、未練を残したくないと考えた」と説明した。
 同容疑者は「あだ討ちのためだけに生きる」として、余分なことはしたくないとの趣旨の話もしており、警視庁は計画実現のため、結婚もせず、友人もつくらずに、ひたすらあだ討ちを考え続け、体を鍛えるなどしていたとみている。 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081130-00000005-jij-soci