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2008年11月30日(日) 02時30分

<名古屋市長選>民主、山田氏軸に最終調整毎日新聞

 任期満了に伴う来年4月の名古屋市長選の候補者選びで、民主党愛知県連は名古屋市教育委員会の山田哲郎教育次長(54)を軸に最終調整に入った。山田氏については、行政経験や党支持団体の愛知県教員組合(愛教組)委員長を務めた経歴から、党内の幅広い支持と本部の後押しが得られると判断している。

 名古屋市議会は民主党市議団と自民党系2会派、公明党市議団の4会派で与党を構成している。過去3回は同一候補を推薦しており、元教組委員長の山田氏では自公両党が相乗りするのは困難との見方から、一部には別の市幹部らを推す声もある。

 山田氏は愛知教育大学卒。中学教諭を経て97年から3年間愛教組委員長、06年市教委学校教育部長、08年から現職。民主党県連は29日にまとめた候補擁立の基本指針となる「名古屋ビジョン」で教育重視を掲げている。

 候補擁立をめぐっては、小沢一郎代表が県連に対し「自民と我々は根本的に考え方が違う」と独自候補擁立を促しており、山田氏の擁立が有力となっている。【影山哲也】

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