記事登録
2008年11月30日(日) 13時01分

裁判員制度:ストップ! 弁護士ら40人デモ−−新潟 /新潟毎日新聞

 来年5月21日から始まる裁判員制度に反対する弁護士や市民ら約40人が29日、新潟市内で集会を開き、商店街などをデモ行進して制度の廃止を訴えた。
 市民団体や弁護士らで構成する「裁判員制度はいらない!大運動・新潟」の主催。新潟地検前で集会を開き、代表を務める高島章弁護士が「反対の声を上げても、もう遅いという声もあるが、候補者通知が届き始めると憂慮する人がもっと出始めるだろう。廃止に向け今後も運動を続けよう」と訴えた。
 その後、一行は「ストップ!裁判員制度」の横断幕を掲げ、新潟地裁までの約2キロをデモ行進。「飾り物の裁判員制度はいらねこてさ」などと方言で通行人にアピールした。
 高島弁護士らは終了後、記者会見し「国民の多くがなりたくないと考えているのに世論を無視している制度だ。誤審や冤罪(えんざい)が増える可能性も否定できない」と制度に反対する緊急声明を発表。「最高裁から候補者通知が届いたら、各地の弁護士に相談してほしい」と呼びかけた。【岡田英】

11月30日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081130-00000108-mailo-l15