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2008年11月30日(日) 12時01分

裁判員制度:4160人に通知書 仙台地裁、地域事情に配慮 /宮城毎日新聞

 来年5月に始まる裁判員制度の候補者に選ばれたことを知らせる通知を最高裁が28日発送、県内でも近日中に4160人の候補者宅に届く。県内の確率は有権者459人に1人。事件ごとに50〜100人ずつ呼び出し状が届き、裁判所で行われる裁判員6人を選ぶ手続きに参加することになる。同封されている調査票には辞退希望者に理由を尋ねる欄もある。仙台地裁は「農作物の収穫期や漁期で忙しい方には一定期間、呼び出し状を送るのを控える」など地域事情に配慮して対応する姿勢を示している。
 今回の候補者の対象は、来年5月21日から12月末までに起訴される殺人などの重大な刑事裁判。
 辞退が認められるのは▽70歳以上▽学生▽重い病気がある▽仕事や介護・育児などで参加が難しい月がある——など。来月15日(必着)までに返信しない場合は「辞退事由なし」とみなされる。
 仙台地裁の説明によると、対象となる重大事件は石巻、古川、大河原などの各支部で開かれることはなく、仙台地裁で行われる。裁判当日の「無断欠席」などには罰則もある。

11月30日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081130-00000070-mailo-l04