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2008年11月30日(日) 23時27分

ビッグスリー救済、週明けヤマ場…再建計画を米議会提出へ読売新聞

 【ニューヨーク=山本正実】経営危機に陥っているゼネラル・モーターズ(GM)など米大手自動車会社3社(ビッグスリー)の支援策を巡る議論が週明けにヤマ場を迎える。

 3社は生き残りをかけた再建計画を2日までに米議会に提出。米政府による計250億ドルの運転資金の融資を求め、合理化策などを盛り込む考えだが、議会の理解を得られなければ、経営破綻(はたん)に陥る懸念が高まる。

 米議会は再建計画の提出を受け、4〜5日に公聴会を開き、3社の経営トップに計画の実効性について問いただす。適切な内容と判断すれば、8日にも本格的な審議に入る見通しだ。

 米メディアによると、再建計画には、3社が抱える負債の削減策、燃費効率の良い新型車の開発などが盛り込まれる見通しだ。GMは8種類のブランドのうち、既に売却を表明している「ハマー」のほか「ポンティアック」、「サーブ」、「サターン」の売却か廃止を検討。3社への融資を認める法案を提出した米議会民主党は、融資の見返りに株式取得権(ワラント)を求めているという。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081130-00000041-yom-bus_all