記事登録
2008年11月29日(土) 17時02分

裁判員制度:「心の準備を」 県内候補者2400人に通知 /大分毎日新聞

 裁判員制度が来年5月に始まるのを前に、最高裁が28日、裁判員候補者への通知書類を発送した。県内では各市町村の有権者から無作為に抽出、作成した計2400人に通知される。大分地裁は「今回はあくまでも候補者に選ばれた知らせ。裁判所に出向く必要はなく心の準備を」としている。
 通知書類の中には、調査票が同封されており、捜査関係者などで裁判員になることが不適当▽高齢など辞退事由がある▽特定の月に裁判員になることが難しい——など該当する場合は回答する。期限は来月15日まで。問い合わせは専用コールセンターで受け付ける。
 地裁は裁判員裁判の対象事件の件数を予測し、1事件当たり100人で候補者数を試算。7月から候補者名簿作成にあたっていた。選ばれる確率は各市町村ごとで異なるが、363人(姫島村)〜418人(大分市)に1人。今後は、対象事件ごとに候補者名簿からくじで裁判員候補者が選ばれる。【金秀蓮】

11月29日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081129-00000260-mailo-l44