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2008年11月29日(土) 15時01分

裁判員制度:県内3600人に通知、候補者へ郵送 /長野毎日新聞

 来年5月に始まる裁判員制度で裁判員となる候補者への通知が28日、最高裁判所から一斉に郵送された。県内では、計3600人に通知される。
 長野地方裁判所本庁と地裁松本支部は、事前に有権者名簿から両管内で各1800人の候補者を選出した。
 長野本庁管内では有権者のうち488人に1人、松本支部管内では494人に1人に届く(全国平均352人に1人)。長野地裁によると、普通郵便のため地域差はあっても週明けには届くという。
 市町村ごとの候補者数は、長野市が618人▽松本市358人▽上田市263人▽飯田市171人などで、最少は清内路、平谷、売木の各村が2人。
 候補者になる確率で見ると、長野、松本両市は約500人に1人。平谷村、北相木村などが約230〜250人に1人と高くなっている。
 制度が始まる来年5月21日以降、通知を受けた候補者の中から裁判ごとに50〜100人が選出され、くじ引きや裁判長の面接後、6人が裁判員となる。
 候補者の選出は1年ごとで今回は来年12月まで。対象となる裁判が開かれる6〜8週間前に裁判所から連絡があり、09年7月〜10年1、2月に開かれる裁判にかかわる可能性があるという。【大島英吾】

11月29日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081129-00000121-mailo-l20