記事登録
2008年11月29日(土) 22時15分

同志社大でシンポ「心育の時代」 千宗室家元が講演産経新聞

 同志社大学に平成21年度から新たに心理学部が開設されるのを記念したシンポジウム「心育の時代」(産経新聞社後援)が29日、同大室町キャンパス(京都市上京区)で開かれた。同大文学部で心理学を学んだ茶道裏千家の千宗室家元による講演のほか、心をテーマにしたパネルディスカッションが行われ、参加した約500人が聞き入った。

 千家元は「心の探検」と題し、日本人の心について大学時代の思い出を交えて熱弁。「人生の楽しみは他人が与えてくれるのではなく、自分で自分の心に戻り、素直な気持ちで心を磨くことが大事」と話し、「心理学は自分たちのつえ、足となって支えてくれる」と語った。

 ディスカッションでは作家の玉岡かおるさんと同大教授らが日本人の心の世界や感情などについて議論を交わした。

 心理学部は文学部心理学科が独立し、京田辺キャンパス(京都府京田辺市)に来年4月開設される。定員は150人。

【関連記事】
元東大生が文科省幹部の殺害予告「教科書と違う…だまされた」
4・5%が「薬物使用誘われた」 沖縄県が高校生調査
都立高校で不正入試、受験生2人の調査書点数を改竄
女子生徒に体罰、重傷 大阪の市立高教諭 過去にも5人
【今、何が問題なのか】子供の相手をしてやる

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081129-00000547-san-soci