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2008年11月28日(金) 13時01分

オオタカ:骨折で保護 図書館の窓に激突−−流山 /千葉毎日新聞

 環境省のレッドデータブックで準絶滅危惧(きぐ)種に指定されているオオタカの幼鳥が27日、流山市加の市立中央図書館で保護された。ガラス窓に激突した衝撃で、羽の付け根を骨折するなど重傷。野生猛きん類の保護に取り組む埼玉県春日部市のNPOが治療する。
 同館によると、同日午後2時20分ごろ、2階閲覧室で「ドーン」という大きな音がした。窓の外のテラスでオオタカが動かなくなっていた。市内の県鳥獣保護員、恵良好敏さん(65)は「ハトなどの獲物を追っているうちに夢中になって窓に衝突したのではないか」と話す。
 NPO代表の三枝智人さん(40)によると、オオタカは6月ごろ生まれたオスで、体長約45センチ、体重500〜600グラム。右目の周囲から出血しており、ハトの肉を与えながら薬剤を投与するという。【長谷川力】

11月28日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081128-00000076-mailo-l12