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2008年11月28日(金) 12時23分

秋葉原の海賊版露天商2人を逮捕——ACCS が報告japan.internet.com

コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)は2008年11月28日、警視庁万世橋署が11月22日、東京秋葉原の電気街で、権利者に無断で複製したコンピュータソフトウェアを露天販売していたとして、露天商2人を著作権法違反の疑いで現行犯逮捕し、24日東京地検に送致したと発表した。

逮捕されたのは、江戸川区の無職男性A(37歳・中国籍)、杉並区の無職女性B(32歳・中国籍)の2人。

2人は22日、秋葉原の路上において、ゼンリンが著作権を有する「ゼンリン電子地図帳 Zi Version10 DVD 全国版」を権利者に無断で複製した DVD-R3枚、ジャストシステムが著作権を有する「JUST Suite 2008 特別バージョンアップ版」を権利者に無断で複製した DVD-R1枚を、それぞれ販売する目的で所持していた。

女性Bは、秋葉原の電気街の路上で、海賊版ビジネスソフトのタイトルや価格などを記載したチラシを、通行人などに配布して顧客を集めていた。注文を受けると、近くで保管・運搬を担当している男性Aに携帯電話で連絡を取り、DVD-R に複製した海賊版ソフトを持参させ、販売を行っていたという。

配布していたチラシには約100種類の海賊版リストが記載されていた。多くの海賊版は、1枚に複数のソフトが複製されており、1枚あたりの販売価格は、5,000〜1万8,000円。警察の調べによると、男性Aは2008年10月ごろから、女性Bは平成2007年6月ごろからそれぞれ海賊版を販売していたことを供述している。

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