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2008年11月28日(金) 01時26分

国際陸連、CASに提訴=ロシア7選手への処分不服で時事通信

 【ロンドン27日時事】国際陸連(IAAF)は27日、北京五輪前に発覚したロシアの陸上女子7選手のドーピング(禁止薬物使用)違反に対するロシア陸連の処分を不服として、スポーツ仲裁裁判所(CAS)に提訴した、と発表した。
 ロシア陸連は10月、ドーピング検査で尿検体の改ざんがあったとして、1500メートルの元世界女王タチアナ・トマショワらを2年間の資格停止とすると発表。しかし、資格停止の開始が、検査が実施された昨春にさかのぼっていることから、IAAFは(1)制裁は7選手が暫定的に資格停止になった今年7月を起点にしなければならない(2)悪質性を伴う場合などは2年を超える資格停止期間でなければならない−などと異議を唱えている。
 ロシア陸連の処分を認めれば、7選手は来年の世界選手権(ベルリン)前に復帰できることになる。 

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081128-00000011-jij-spo