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2008年11月28日(金) 00時00分

小型低価格PC人気の秘密読売新聞


人気ナンバーワンのEeePC 901-X

 アスキー・メディアワークスが、最近人気を博している「超低価格ノートパソコン」に関するアンケート調査を行い、人気の秘密が明らかになった。

 調査は、東京ウォーカーや関西ウォーカーなどの情報サイト「walker plus」の利用者と、gooのリサーチモニター約500人を対象に8月上旬に行われたもの。

 それによると、超低価格ノートパソコンについて「既に購入した」「特徴を詳しく知っていた」から「名前だけは知っていた」という回答までを合計すると62%と過半数を優に超え、認知度は相当進んでいることがわかった。

 また、今後パソコンを購入する予定者に占めるこのタイプの購入意向者は23%と高く、性別では女性、年齢層では男女とも20歳代と40歳代が多いのが特徴だった。購入したい理由としては「価格の安さ」に加えて「小さくて軽い」を8割以上が挙げ、既婚者からは「家族と共有でない専用パソコン」としてのニーズが多かった。これらの回答からは「サブ」としての需要が喚起されている様子がうかがえる。

 一方、利用目的を見ると「Eメール」「ウェブでの情報収集」が、複数回答で双方90%に迫る数値を示した。また、想定利用シーンも「旅行先」「屋外」「帰省先」が「自宅」の上位に位置しているのが大きな特徴。また、購入したい理由でも「モバイルが欲しかった」というのは当然としても、「シンプルで気軽に使えそう」「もう1台のパソコンが欲しかった」がトップ3だった。

 このパソコンに対するイメージでは、「実用的な道具」「簡単に使えそう」「新しいコンセプトで先進的」などに次いで「カワイイ。遊び心のイメージ」などという見方が目立った。興味深いのは「国内有名メーカーにこだわる」人が2割強しかいない反面、国内メーカーに製品発売を望む人が6割強という複雑なコンシューマー心理も見て取れた。(2008年10月24日発売「YOMIURI PC」2008年12月号から)

http://www.yomiuri.co.jp/net/frompc/20081128nt05.htm