記事登録
2008年11月27日(木) 21時53分

詐取金分配トラブルで男性殺害、田端被告に懲役20年判決読売新聞

 教材販売を巡って、だまし取った金の分配でトラブルになった知人男性(当時35歳)を殺害したとして、殺人や詐欺などの罪に問われた教材販売会社役員・田端弘幸被告(34)(東京都千代田区)の判決が27日、東京地裁であった。

 平出喜一裁判長は、「詐取金の分配額に不満を募らせ、男性の命をちゅうちょなく奪った短絡的な犯行だ」と述べ、懲役20年(求刑・懲役25年)の実刑判決を言い渡した。

 判決によると、田端被告は2005年9月〜06年8月、同じ会社に勤めていた岡野裕年・元社員らと共謀し、教材購入者ら20人に「教材代を取り戻してあげる」とウソの電話をかけて、計1200万円をだまし取った。昨年2月には、詐取金の分配を巡ってトラブルになった岡野元社員を刺殺するなどした。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081127-00000055-yom-soci