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2008年11月27日(木) 08時59分

地裁でうそ証言、容疑で男を逮捕 京都地検、依頼の2人も京都新聞

 京都地検特別刑事部は26日、京都地裁の公判でうその証言をしたとして、偽証の疑いで、京都市上京区の飲食店店員光武正悟容疑者(26)を逮捕し、うその証言を依頼したとして、偽証教唆の疑いで、宇治市の会社員ヒン村健容疑者(25)と西京区の会社員光宗文孝容疑者(29)を逮捕した。
 地検によると、光武容疑者は9月18日、タクシー運転手の顔を殴るなどして傷害罪に問われた男性被告(32)の公判で、実際には現場にいなかったのに「運転手が乗客を引きずり下ろす状況が見えた」と、うその証言をした疑い。ヒン村容疑者と光宗容疑者は、知人である男性の罪を軽くしようと、光武容疑者に偽証させた疑い。
 地裁は10月16日、光武容疑者の証言は「信用できない」と退け、男性に実刑判決を言い渡した。調べに対し、3人は容疑を認めているという。
 地検の大仲土和次席検事は「裁判員制度を控え、偽証は裁判員の判断を誤らせる重大な犯罪だ。今後も厳しく対処する」と話した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081127-00000000-kyt-l26