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2008年11月27日(木) 17時37分

田母神氏に7000万円支払いへ=退職金、自主返納には応ぜず−防衛省時事通信

 日本の侵略をめぐり政府見解に反する内容の論文を発表し更迭された田母神俊雄前航空幕僚長(60)=元空将、3日付で定年退職=に対し、防衛省は26日までに、退職金の支払い手続きに入った。税込みで約7000万円とみられ、12月2日までに支払われる。同省は自主返納を求めているが、田母神氏に応じる意思はないという。
 田母神氏は論文発表が発覚した10月31日に空幕長を解任され、11月3日付で空将の「60歳定年」適用により定年停職。この間、懲戒手続きは取られなかった。 

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