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2008年11月27日(木) 13時01分

債権管理回収業法違反:無許可で債権取り立て、5容疑者を逮捕−−県内初 /千葉毎日新聞

 法務大臣の許可を受けずに債権の取り立てをしたとして、県警生活経済課などは26日、浦安市当代島3の貸金業「脩斗(しゅうと)」社長、桑原俊春容疑者(38)=同市北栄3=ら5人を債権管理回収業法違反(無許可)の容疑で逮捕した。同容疑での逮捕は県内初という。
 他に逮捕されたのは、東京都江戸川区東葛西2、同社前社長、山内武(28)▽同府中市晴見町1、無職、與五澤文夫(56)▽埼玉県富士見市勝瀬、会社役員、周進友(43)=中国籍▽松戸市大谷口、自営業、池田浩二(52)の4容疑者。
 調べでは、桑原容疑者らは共謀し、都内の貸金業者から返済の滞っている不良債権を買い取り、07年8月から08年5月にかけ、大網白里町の男性(52)ら8人の債務者に対し、電話などで督促し、計約452万6000円の支払いを請求。銀行口座に計148万8000円を振り込ませた疑い。
 弁護士資格を持つ取締役を置くことなど必要な要件を満たさないまま、無許可で回収事業を行っていた。都内5業者から債務者2448人分計約4億7000万円の債権を約4400万円で買い取り、うち256人から約2095万円を回収したとみられる。【中川聡子】

11月27日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081127-00000074-mailo-l12