記事登録
2008年11月26日(水) 16時13分

ネット上での個人情報流出、原因はサービス側?それとも自己責任?——アイシェア調べjapan.internet.com

Google マップ等のデータ共有サービスから個人情報の流出が相次いでいるが、インターネット上で個人情報を扱うこれらのサービスについて、ユーザーはどう考えているのだろうか。

【画像が掲載された記事】

株式会社アイシェアは携帯電話ユーザーに対し「データ共有サービスに関する意識調査」を実施、2008年11月26日、調査結果を発表した。

調査対象は、同社の提供する無料メール転送サービス CLUB BBQ の会員430名。男女比は、男性:50.9%、女性:49.1%。年代比は、20代:13.7%、30代:46.3%、40代:29.8%、その他:10.2%。調査期間は、2008年11月8日〜11日の4日間。

Google カレンダーや Yahoo! カレンダーなど、インターネット上でスケジュールなどの情報を共有できるサービスを利用しているかについて、「利用している」と回答したのは12.3%。20代でやや利用率が高く、16.9%だった。

利用者に仕事関係と個人のどちらで利用しているのかを聞いたところ、71.7%が「個人で利用」と回答。また、およそ4人に1人の24.5%は仕事関係でも個人でも利用としており、公私双方の情報をネット上で管理していた。

登録しているデータの公開設定はどのようになっているかでは、「非公開にしている」が86.8%と圧倒的。女性(95.7%)と30代(93.1%)で特に非公開率が高く、個人情報の取り扱いには慎重な様子だ。一方で、公開設定が「どちらかわからない(3.8%)」人も少数ながら存在し、設定機能が周知徹底されているとは言い難い。

登録した住所などの個人情報がネット全体に公開されていたようだが、一番の原因は何だと思うかを聞いたところ、「設定のデフォルトが公開なのが原因」が44.0%でトップ。次に「公開設定かの確認をせずに利用したことが原因」が37.0%で続き、自己責任と考えるユーザーも少なくない様子だ。

しかし一連の個人情報流出問題では、非公開設定にしたつもりで情報が流出してしまったケースもあったよう。これを受けてシステムの改善が急がれてはいるが、ユーザー側でも管理体制をさらに強めていく必要がありそうだ。

【関連記事】
トイレに行く時に持ち込むもの、6割半が「携帯電話」——アイシェア調べ
お歳暮の購入方法、「ネット通販」は4割——アイシェア調べ
ミニノート PC、約8割が「もっと安くなる」と予想——アイシェア調べ
家電リサイクル料金、半数が「前払い方式」を支持——アイシェア調べ
フロッピーディスク、4人に1人が現在も利用——アイシェア調べ

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081126-00000023-inet-inet