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2008年11月25日(火) 11時44分

Microsoftはスパムの味方? ワーストISPランキングで6位にITmediaエンタープライズ

 スパム対策組織のSpamhaus.orgがこのほど公表した世界ワーストISP(インターネットサービスプロバイダー)10社のランキングで、「microsoft.com」が6位に入った。

 この統計は、Spamhausのスパム遮断リスト(SBL)データベースを集計し、スパムメールが利用しているISP別に分類。スパム送信に利用されることの多いISP上位10社を割り出した。

 スパム送信に利用されているIPアドレスのうち、microsoft.comの管理下にあるIPアドレスは11月23日現在で27件に上った。この中には大手スパム組織が使っているIPアドレスも含まれるという。なお、ワーストISP首位のcncgroup-hnの管理下にあってスパム送信に利用されているIPアドレスは34件だった。

 スパムが一向に減らないのは、小数の大手ISPが営利目的でスパム業者にサービスを利用させていたり、自社のネットワーク上でスパム防止の措置を取っていなかったりするためだとSpamhaus.orgは批判。世界のISPの大半は、自社のネットワークからスパムを締め出すことに成功しているが、一部のISPのためにその努力が台無しになっていると指摘している。


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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081125-00000024-zdn_ep-sci