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2008年11月24日(月) 00時01分

滋賀で遺体を発見 行方不明の元社長か産経新聞

 京都府宇治市の元会社社長の男性(64)が今年4月に出かけたまま行方不明になり、その直後に関係先の銀行口座から数千万円が別の口座に動かされていた事件で、京都府警捜査1課と伏見署は23日、滋賀県内で元社長とみられる遺体を発見した。府警は、身元の確認と死因の特定を急ぐとともに、元社長の知人から事情を聴くなど引き続き捜査を進めている。

 調べでは、遺体は死後かなりの期間がたっているとみられ、性別も不明。府警は、元社長の周辺捜査などから23日、滋賀県内で捜索を行い、遺体を発見した。

 元社長は4月22日、京都府八幡市に住む60歳代の知人男性と一緒にシイタケ狩りに行くとして自宅から外出。そのまま連絡がつかなくなり、別居している妻が府警に届け出た。知人男性は「この日は会っていない」などと話しているという。

 元社長は、約2年前までは健康用品販売などの事業を営んでいたが、経営に行き詰まるなどして廃業。知人男性は元社長のゴルフ仲間で、この事業の運営にもかかわっていたという。

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