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2008年11月24日(月) 19時12分

「郵政」見直しで舌戦=中川秀、綿貫氏時事通信

 自民党内で見直しの機運が出ている郵政民営化をめぐり、民営化推進派の中川秀直同党元幹事長と反対派の綿貫民輔国民新党代表が24日、都内の慶応大で開かれた学園祭の講演会で、舌戦を繰り広げた。
 中川、綿貫両氏はともに同大OB。先に講演した中川氏は見直し論について「時代の針を元に戻す話だ」と批判。その上で「われわれは時代を進めるチェンジをしなければならない。(綿貫氏は)先輩だが、わたしは時代を読む。これだけは申し上げたい」と挑発した。
 これに対し、中川氏の退席後に壇上に立った綿貫氏は、野党提出の郵政民営化見直し法案に関する自民党との修正協議について「中川秀直とか(前回衆院選で造反組への)『刺客』を務めたあいつらが大反対して内紛になるので、恐らくやらないだろう」と指摘。中川氏を呼び捨てにして「反撃」した。 

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