小泉容疑者を午後送検　元次官ら連続殺傷の動機解明へ（中国新聞）

2008年11月24日(月) 09時52分

　元厚生次官ら連続殺傷事件を捜査している警視庁は二十四日午後、銃刀法違反（携帯）の疑いでさいたま市北区、無職小泉毅こいずみ・たけし容疑者（46）を送検する。二つの事件への関与を認めており、埼玉県警が近く、さいたま市の元次官山口剛彦やまぐち・たけひこさん（66）夫妻の殺人容疑で再逮捕する方針。

　小泉容疑者は連続殺傷について「昔、保健所にペットを殺され腹が立った」などと供述しているといい、警視庁は動機解明を本格化させる。

　送検容疑は、二十二日午後九時二十分ごろ、東京・霞が関の警視庁本部に車で出頭した際、車内に刃渡り約二十センチのナイフ一本を携帯していた疑い。このナイフには血が付着しており、警視庁は連続殺傷に使われたとみて鑑定を急いでいる。