記事登録
2008年11月24日(月) 03時21分

腎機能障害招くたんぱく質発見=新薬開発へ応用期待−東大時事通信

 腎機能障害を引き起こす新たなたんぱく質をマウスの実験で発見したと、東京大大学院医学系研究科の柴田茂特任研究員や長瀬美樹特任助教らが24日、米医学誌ネイチャー・メディシン電子版に発表した。このたんぱく質「Rac1」の働きを抑える薬を開発できれば、慢性腎臓病の治療に使えるという。
 長瀬さんらは、塩分によって腎臓細胞でRac1が活性化すると、ナトリウムの排出を抑えるホルモン「アルドステロン」と結び付いたたんぱく質「ミネラルコルチコイド受容体」が細胞核内に入りやすくなり、腎機能障害につながることを突き止めた。 

【関連ニュース】
片鼻詰まると脳も対応=におい知覚領域、すぐに切り替え
英語の習得度、脳で分かる?=文法や読解、関係部位を特定
水銀系農薬使用のコメ9トンに=大半を周辺住民らに販売
掃除も洗濯もお任せ=家事支援ロボットを開発-10年後の実用化も・東大など
76例目の脳死移植終了=東大病院など5カ所で

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081124-00000008-jij-soci