2008年11月24日(月) 03時16分
竜巻予測・雷予報、気象庁がネット公開へ(読売新聞)
気象庁は、竜巻など強い突風が起きる地域を細かく予測した情報をインターネットで公表することを決めた。
2010年度中の開始を予定しており、同時期に雷のネット予報も始める。
気象庁によると、雨雲の移動や風を観測できる「気象ドップラーレーダー」などを使うと、1時間以内に強い突風の起きる地域を10キロ四方単位で予測できる。新サービスでは、被害が出る可能性がやや高い「Aランク」と、あまり高くない「Bランク」の2段階の情報に色分けし、地図上で10分ごとに1時間先までの変化を予報するやり方を検討している。
予測精度を高めるため、全国11か所にある気象ドップラーレーダーを近いうちに16か所に増設する。
雷は全国29か所の雷検知局で監視し、発生場所と発生密度、気象レーダーの情報を合わせて分析し、落雷の危険度でランク分けする。1キロ四方の危険度を10分ごとに1時間先まで公表する予定だ。
的中精度に課題は残るものの、短時間で局地的に強まる風雨・雷雨の被害の防止に役立つと期待される。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081124-00000005-yom-sci