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2008年11月24日(月) 21時31分

宇治元社長失跡 知人の男、殺人容疑で再逮捕へ産経新聞

 京都府宇治市の元会社社長の男性(64)が今年4月から行方不明になり、直後に関係先の銀行口座から数千万円が別口座に動かされていた事件で、この資金移動をめぐる詐欺容疑で府警に逮捕された同府八幡市の知人の男(61)が「元社長を殺害した」と供述していることが24日、わかった。府警は男の供述に基づき、滋賀県甲賀市信楽町の山中で元社長とみられる遺体を発見。殺人容疑で男を再逮捕する方針を固め、遺体の身元確認を急いでいる。

 調べなどによると、男は元社長が失跡した直後に、同山中で元社長を殺害した疑いがもたれている。元社長は健康用品販売などの事業を営んでいたが、約2年前に廃業。男はこの事業の運営にかかわっていたといい、元社長は4月22日、男と一緒にシイタケ狩りに行くとして外出し、その後連絡がつかなくなった。

 府警は今月5日、預かった資金を勝手に口座から動かした詐欺容疑で男を逮捕。男は当初否認していたが、その後詐欺容疑について認めるとともに、元社長の失跡についても「(4月22日の)直後に山中で殺害した」と供述。府警は23日、現場の山中を捜索して遺体を発見した。

 遺体は死後、相当時間がたっており、性別も不明の状態。府警はDNA鑑定などで身元の確認や死因の特定を進めている。

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