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2008年11月24日(月) 21時01分

江戸期のキリスト殉教者188人を「列福」、長崎で式典読売新聞

 江戸時代初期のキリスト教殉教者188人にローマ法王庁が「福者」の敬称を与える「列福式」が24日、長崎市の長崎県営野球場で行われた。日本では初めての開催で、国内外から約3万人の信者らが参加した。

 福者は、殉教や徳のある行為によって信者の模範となった故人に与えられる「聖人」に次ぐ敬称。

 式では、ローマ法王代理のジョゼ・サライバ・マルティンス枢機卿が法王書簡を読み上げ、列福を宣言。バックスクリーンに飾られた天正遣欧使節の一人、中浦ジュリアンら福者の肖像画(縦8メートル、横6メートル)が除幕され、188羽の白いハトが空に放たれた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081124-00000034-yom-soci