元厚生次官ら連続殺傷事件で銃刀法違反容疑で逮捕された小泉毅容疑者（４６）のものとみられるメールが報道機関に送られていたことが２３日、分かった。メールでは犯行動機を「年金テロではない」とし「今から自首する」などと出頭を予告。容疑者しか知り得ない情報も記されていた。一方で警視庁と埼玉県警の調べに対し、小泉容疑者は連続殺傷事件への関与を認める供述を開始。また所持していたスニーカーの靴底が、中野区の事件現場付近にあった足跡とほぼ一致した。
「いらないから、あげるよ」—。小泉容疑者と同じアパートに住む自営業の男性（３２）が２３日、取材に応じ出頭直前の容疑者の様子を語った。２２日夕に突然、男性宅を訪問した容疑者は少し笑いながら、アダルトＤＶＤ５枚を渡したという。男性が「ありがとうございます」と応じると何も言わずにその場を後にした。
男性によると、ＤＶＤは「コピーではなくて正規のもの」でタイトルには「痴女」「出会って５秒で〜」「Ｓ嬢」などの単語が並び、特にアブノーマルなものはないという。これまで男性は、容疑者とはほとんど会話をしたことはなかった。
普段は原付きスクーターに乗っている容疑者だが、今月の１８日ごろからレンタカーに乗る姿を目撃。車内に荷物を運び入れるなどしており、男性は「引っ越しするのかと思っていた」という。
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20081124-OHT1T00094.htm