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2008年11月24日(月) 16時30分

即席お座敷列車で行楽気分中国新聞

 JR浜田鉄道部は、専用のお座敷列車の引退を控え、通常使うディーゼル車の車内通路に畳を敷いた「簡易お座敷車」を今秋から三江線の団体列車に導入し、好評を得ている。

 同線を走る120系車両の通路に団体利用の時だけ畳8枚を敷き詰め、長机も置いて即席のお座敷に。ボックス席の足元にも畳を敷き、靴を脱いでくつろげるようにした。

 23日にあった三江線乗車と島根県美郷町の銀山街道の散策を楽しむJR主催ツアーにも使われた。JR米子支社のお座敷車「ほのぼのSUN—IN」は老朽化で来秋に引退予定で、今後もお座敷ニーズはあるとみた浜田鉄道部が簡易式を独自に考案し今秋、主催ツアーでデビューさせた。

 2両編成でグリーン料金も要る「ほのぼの」と違い、1両の簡易式はカラオケこそないが比較的、少人数で安く乗れる。同鉄道部は「一般の団体利用の相談にも応じたい」と話している。電話0855(22)0388。

【写真説明】車内通路に畳を敷いた即席のお座敷でくつろぐ乗客たち

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200811240038.html