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2008年11月24日(月) 18時49分

オーストリア2大政党が大連立で合意、極右入閣は回避へ読売新聞

 【ウィーン=石黒穣】9月のオーストリア国民議会(下院)選挙で1、2位となった社会民主党(中道左派)と国民党(保守)は23日、再び大連立政権を樹立することで合意した。

 社民党のヴェルナー・ファイマン党首(48)が新首相に就任する見通し。これにより、極右勢力の政権入りは回避された。

 1年半続いた社民、国民党の大連立政権は税制や欧州連合(EU)への対応をめぐる対立などで7月に崩壊。9月の選挙では両党が共に議席を減らす一方、極右勢力が躍進し、二大政党のどちらかが極右勢力と組む可能性も取りざたされた。両党は、世界的な金融危機に対応するため安定政権の発足が急務となっていることから、協調を優先させた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081124-00000022-yom-int