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2008年11月24日(月) 18時47分

“三つ星”料理店が「黒豆瓶詰」自主回収、セレウス菌検出で読売新聞

 飲食店を格付けする「ミシュランガイド東京」で最高の三つ星評価を受けた日本料理店「神楽坂石かわ」(東京・神楽坂)の「黒豆瓶詰」に品質不良があったとして、自主回収を始めたことが24日わかった。

 食中毒などを起こすセレウス菌が検出されたが、今のところ健康被害の報告はないという。

 石かわによると、黒豆瓶詰は製造委託先の「漬善商店」(本社・大阪市)神戸工場で作られた。問題があるのは賞味期限を12月30日、31日、来年1月1日とする製品で、すでに120本が出荷され、主に高島屋東京店(中央区日本橋)の歳暮やグルメイベントで販売。少なくとも74本が客の手に渡った。

 今月3日、一部の中身が白濁していることに石かわが気づき、保健所に届け出たところ、一部でセレウス菌が検出された。製造過程で瓶が密閉されていなかったため、菌が繁殖したとみられる。石かわは今月21日に発売された2009年版の同ガイドで、前年の二つ星から三つ星に昇格。同店では「お客様に申し訳ないことをした」と謝罪している。問い合わせは同店(03・5225・0173)へ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081124-00000021-yom-soci