政界は事件の真相、動機に関心＝政治テロかは不透明（時事通信）

2008年11月23日(日) 01時18分

　元厚生事務次官宅連続襲撃事件に関与した疑いのある男が出頭してきたことについて、政界では安堵（あんど）の声が出る一方、事件の真相と動機の解明を求める声が相次いだ。年金問題が背景にある政治的テロなのかどうかはまだ不透明で、与野党とも捜査の進展に強い関心を示し、状況を見守っている。
　厚生行政に詳しい自民党の閣僚経験者は「これが真犯人ということなら、そこは一段落。これで動機や背景が分かってくる。それを調べた上で今後のことは考えていかなくてはいけない」と述べた。
　同党中堅は「犯人と思われる男が確保されて安心している。ただ、動機が分からず、年金問題への恨みだとしても全く理解不能な事件だ」と怒りをあらわにした。　

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