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2008年11月23日(日) 13時01分

光の母子殺害:「犯罪は絶対減らせる」 本村さん、山口市で講演 /山口毎日新聞

 ◇裁判員制度に期待
 25日からの犯罪被害者週間に合わせ、光母子殺害事件の遺族、本村洋さんが22日、山口市吉敷の県総合保健会館で講演し、「人を裁く難しさ、人を傷つけた後の修復がいかに大変かということが分かれば、犯罪は絶対に減る」と来春から始まる裁判員制度に期待を寄せた。
 NPO法人被害者支援センター・ハートラインやまぐち(小嶋容子理事長)の主催で、約800人が参加。
 本村さんは「犯罪のない社会を目指して〜被害者の視点から」の演題で講演。裁判員制度への期待を述べる一方、犯罪被害者給付金制度について「額的には充実してきたが、申告で自分が被害者だと証明するのが難しい場合もあるなど課題も多い」と指摘。「申告制より、支援機関が自ら支援に乗り出す方式が望ましい」と提言した。【諌山耕】
〔山口版〕

11月23日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081123-00000085-mailo-l35