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2008年11月23日(日) 12時00分

裁判員制度:賛否を問うシール投票−−松戸 /千葉毎日新聞

 来年5月から始まる裁判員制度の賛否を問うシール投票が22日、松戸市のJR・新京成線松戸駅前で行われた。立命館大学の安斎育郎教授や弁護士、ジャーナリストらによる「裁判員制度全国投票の会」の呼びかけに、「裁判員制度を考える会・松戸」(代表・蒲田孝代弁護士)が応じて実施。約2時間呼びかけが行われ、「賛成」には48枚、「反対」には201枚、「わからない」には44枚のシールが張られた。
 投票に参加した人からは「裁判を職業裁判官らに任せっきりにするのは無責任。遠い存在の裁判が身近になるのでいいと思う」(男性会社員、32歳)▽「人を裁くことに不安がある一方、裁判の迅速化には賛成で、どちらとも言えない」(主婦、43歳)▽「法律の専門知識もない自分たちが、主観で人の人生を左右する裁判をすることになるので反対」(学生、23歳)などの意見が聞かれた。
 投票結果は28日に千葉地裁に報告する。同様の投票は全国各地で30日まで行われ、結果は政府や国会、最高裁などに伝えられる。【長谷川力】

11月23日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081123-00000020-mailo-l12