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2008年11月23日(日) 13時51分

<電子マネー>EdyとSuica どっち選ぶ?(1) 店舗数か駅周辺利用か毎日新聞

 小銭を用意する煩わしさから解放され、タッチ1回で買い物の支払いができる「電子マネー」。学生証や携帯電話など、普段持ち歩く物に搭載したICチップにデータ保存できるようになってから普及が加速した。電子マネーの先駆けとして市場を開拓してきた「Edy(エディ)」と、切符代の支払い用電子マネーからスタートし、街中に利用範囲を拡大している「Suica(スイカ)」とを比べた。

 双方とも、ICカードにあらかじめチャージ(入金)し、それぞれの専用端末にタッチして支払う仕組みは同じだ。最近は、店舗だけでなく、タクシーやインターネットショッピングの決済などにも利用されている。

 エディは01年11月にサービスを開始。ソニー系の運営会社「ビットワレット」が入居するゲートシティ大崎(東京都品川区)の社員食堂や自動販売機での実証実験を経て、飲食店、量販店などに利用店舗を拡大した。独自の電子マネーを展開するセブン−イレブンを除く主要コンビニ店約2万6000店をはじめ、全国8万1000店で利用できる。

 スイカは、JR東日本の自動改札用運賃決済システムとして、01年11月にスタート。首都圏私鉄やJR東海・西日本も含め、全国2454駅で使うことができる。買い物利用サービスが始まったのは04年3月で、駅構内の売店を皮切りに、全国5万6000店で使えるようになった。ただ、コンビニへの普及は、首都圏中心の約6500店にとどまり、エディに水をあけられている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081123-00000014-maiall-bus_all