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2008年11月23日(日) 23時48分

「英国家機関が関与」と容疑者 リトビネンコ事件産経新聞

 ロシア連邦保安局(FSB)元幹部のリトビネンコ氏毒殺事件で、英国が容疑者と断定している旧ソ連国家保安委員会(KGB)出身のルゴボイ下院議員は23日、国営イタル・タス通信に「事件の捜査は停滞している。リトビネンコ氏の死に英国家機関が関与しており、現状維持が得策だからだ」などと語った。事件当時に実業家だったルゴボイ氏は、昨年12月の露下院選で極右・自民党の比例代表名簿第2位に登載され、当選した。同氏は「この1年間で状況は何ら変わっていない。英検察当局が直接、接触してこないのは驚きだ」などとしている。(モスクワ 遠藤良介)

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