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2008年11月23日(日) 16時11分

出雲のイナズマが初タイトル!16歳里見が倉敷藤花獲得スポーツ報知

清水市代倉敷藤花(右)を破り初タイトルを獲得した里見香奈女流二段

 将棋の清水市代倉敷藤花(女流王将)に16歳の里見香奈女流2段が挑戦していた第16期倉敷藤花戦3番勝負の第2局は23日、岡山県倉敷市の倉敷市芸文館で行われ、先手の里見が2連勝で初タイトルを獲得した。

 里見は島根・大社高2年生。終盤の粘りと鋭い追い込みから“出雲のイナズマ”の異名を取っている。16歳8か月での初タイトル奪取は、林葉直子元女流名人(14歳3か月=女流王将)中井広恵女流6段(16歳6か月=女流名人)に次ぐ3番目の年少記録となった。

 里見は現在、第35期女流名人位戦(報知新聞社主催)のA級リーグでも7勝1敗でトップを走っており、タイトル挑戦に王手をかけている。同リーグの最終局は12月3日、東京・千駄ヶ谷の将棋会館で行われる。

 ◆里見 香奈(さとみ・かな)1992年3月2日、島根・出雲市生まれ。14歳。幼稚園の時、父の影響で将棋を始めた。2004年10月、12歳で女流2級に昇級し最年少女流棋士に。08年9月、女流2段に昇段。中学では卓球部に所属。家族は両親、兄。

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http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20081123-OHT1T00161.htm