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2008年11月23日(日) 01時00分

みょ〜にご機嫌、小沢さん…17日の党首会談以来読売新聞

 「朴とつで口べた」を自称する小沢民主党代表の高揚感を漂わせた言動が目立っている。

 小沢氏は22日、宮城、福島両県を訪れ、次期衆院選の新人候補ら4人の事務所を抜き打ちで視察した。

 「麻生首相はつぶされるだろう。衆院選はもうすぐだから、このまま気を緩めずに動いてくれ」「世論調査で良い結果が出ている。この調子でガンガンいけよ」

 エネルギッシュな激励ぶりに、応対した事務所関係者の一人は「これまで何度か会った時はいつもマスクをかけていたが、今日は顔のつやも機嫌も良く本当に元気づけられた」と驚いた様子だった。

 小沢氏が元気になったのは、17日の麻生首相との党首会談からだ。18日の党役員会では約20分間も首相批判を展開。その後も党所属女性議員との会合ではペットの話題など私生活を上機嫌で語ったり、衆参の足並みの乱れに関し、自ら参院執行部に頭を下げるなど、「あまり見たことのない行動」(周辺)が続いている。23日にはNHK番組に出演し、首相批判の先頭に立つ。

 党首会談は小沢氏が仕掛け、終息ムードだった今国会の局面転換につながった。「麻生政権を追い詰めていると手応えを感じている」(党幹部)ことが、小沢氏を高揚させているようだが、「都合が悪くなれば、すぐに元に戻る」との指摘もある。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081123-00000002-yom-pol