記事登録
2008年11月23日(日) 13時23分

目も合わさない党首会談、引退するアノ人も熱弁産経新聞

 17日夕、首相官邸で、麻生太郎首相(自民党総裁)と民主党の小沢一郎代表は初の党首会談を行った。会談では、小沢氏が平成20年度第2次補正予算案の今国会提出を求めたが、首相は明確な回答を避けた。このため、民主党は新テロ対策特別措置法改正案などの重要法案の採決には応じない方針を決定。翌日の参院の各委員会は空転、今後も民主党は審議拒否はしないものの、徹底追及をしていく方針で、大幅な会期延長は避けられなくなった。

【写真で見る】 熱弁の主は…相変わらずのこの人でした

 20日午後、国会内で記者会見する河野洋平衆院議長。通算在任日数が同日で1786日となり、戦前の帝国議会も含め史上最長の在任日数となった。記者会見では笑顔が目立った河野氏だが、議長職にありながらも政治的発言が目立ったことについては「国民の気持ちをセンターラインとして、そこを少し超えることがでてきたら、私の立場で可能なものは発言しなければならかった」と説明した。

 20日午後、東京・永田町の憲政記念館で開かれた「尾崎行雄生誕150周年記念式典」の講演で、熱弁を振るう小泉純一郎元首相。尾崎の政治的功績をたたえつつ、「(政治家は)目先のことより将来を考え努力しなければならない」と語った。自らは次期衆院選に出馬せず引退する意向をすでに表明、地盤は次男に譲ることにしたため、世襲批判を浴びた。小泉氏は果たして将来を考える政治家?

【関連記事】
【先週の政界名場面】「こち亀」…じゃなくて寅さんの「柴又」
【先週の政界名場面】前航空幕僚長の更迭 野党が攻勢を強めているが…
【先週の政界名場面】アキバで…公明党と…麻生首相の動向は注目の的でした
【先週の政界名場面】本会議に出席した小沢一郎民主党代表
【先週の政界名場面】「ホテルのバーは安い」と麻生首相

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081123-00000532-san-pol