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2008年11月23日(日) 09時59分

芸北の「教育の将来」を議論中国新聞

 広島県北広島町芸北地区の教育の将来を考える会が22日、芸北文化ホールであった。過疎化と少子化が加速する中、地域ぐるみで教育のあり方を探ろうと、連携型一貫教育校の芸北中と加計高芸北分校のPTAなどが主催。生徒や保護者ら約200人が参加した。

 地区内唯一の高校である分校の生徒数は75人。地元の小、中学生の数は年々、目減り傾向にある。小田均分校長は「悲観論」と前置きした上で、「中学、高校の廃校などで近い将来、地域から教育の場が失われる可能性もある」とし、「地域一体となって教育を支えていく取り組みが必要」と訴えた。

 県立広島大の赤岡功学長は「中山間地域における学校教育の果たす役割」と題して講演。少人数教育の利点を挙げ「自然や文化が豊かな環境での教育は有意義」と強調した。

【写真説明】地域が支える教育のあり方を探った「将来を考える会」

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200811230028.html