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2008年11月23日(日) 16時11分

厚労省幹部宅など厳戒警備は当面継続産経新聞

 小泉毅容疑者が警視庁に銃刀法違反容疑で逮捕されたが、警察当局が行っている厚生労働省幹部宅などの厳戒警備は当面、継続される。「第3の犯行」を防ぐための警備だが、警視庁警備部幹部は「まだ(小泉容疑者が)連続殺傷事件の犯人と確定した訳ではないし、他に関係者がいるかもしれない」と説明。捜査の進展を見極めながら、警備態勢の変更を検討していくとしている。

 都内では連続殺傷事件が発覚した18日以降、各警察署が元次官、社会保険庁長官経験者や現役幹部の自宅など約80カ所を24時間態勢で警備。各署には人員的な負担となっているが、「少し態勢を緩めただけでも緊張感が大きく落ちる」(同部幹部)恐れもあり、警備対象への配置人員や立ち寄る回数などは現状を維持する。警備対象が多い署には機動隊も投入しており、各署の負担を軽減している。

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