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2008年11月23日(日) 00時06分

「命名権グラウンド」続々中国新聞

 広島東洋カープの新たな本拠地として、来春オープンする新球場(広島市南区)の命名権をマツダが取得、愛称は「MAZDA Zoom—Zoom スタジアム広島」に決まった。企業によるプロ野球、Jリーグ球団の本拠地命名権取得は増加傾向にある。

 施設などの運営側にとっては販売収入を得る利点があり、購入する企業にはメディアへの露出アップで宣伝効果が見込まれる。

 一方で、企業名が全面に出て、名前からは場所や本拠地とするチームが分かりにくい。企業の業績や不祥事によっては数年で名称が変わり、定着にも影響している。

 中国地方にも、命名権を導入した施設がある。広島県総合グランドが「コカ・コーラウエスト広島総合グラウンド」(広島市)、鳥取市営サッカー場は「とりぎんバードスタジアム」などとなっている。今後も企業による命名が注目される。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200811230034.html