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2008年11月22日(土) 00時00分

事件3年 あいりちゃん追悼中国新聞

 広島市安芸区の矢野西小1年木下あいりちゃん=当時(7)=が下校中に殺害された事件から22日で丸3年を迎えるのを前に、同小で21日、「安全・祈りの集い」があった。児童や教職員、保護者約600人が冥福を祈り、命の大切さを胸に刻んだ。

 児童たちは、事件直後から続く集団登校の後、非公開で行われた集いに参加した。あいりちゃんがヒマワリが好きだったことから、ステージは1年生一人一人が描いたヒマワリの絵91枚で埋められたという。

 土田真理子校長が、遺族から譲り受けた種を1年生が「しあわせのひまわり」と名付けて育て、この夏たくさんの花を咲かせたことを報告。「大きくなったら看護師さんになって苦しんでいる人を助ける夢を持っていた。みんな命を大切にして、頑張って夢をかなえようね」と呼び掛けた。

【写真説明】矢野西小の正門で「集い」について報道陣に報告し、あいりちゃんのために児童が描いたヒマワリの絵の横に立つ土田校長

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200811220021.html