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2008年11月22日(土) 00時00分

子どもの安全へ決意新た中国新聞

 二度と悲劇を繰り返さない—。木下あいりちゃん事件から22日で3年。命日を前に21日、児童や地域住民の集いを開いた広島市安芸区の矢野西小では、子どもの安全を守る決意をあらたにした。市内の多くの小学校も全校集会や防犯教室などを開いた。

 矢野西小の土田真理子校長は午前、非公開の全校集会「安全・祈りの集い」の後、報道陣に報告。毎日の集団登下校などを通じ「安全で安心して学べる学校」づくりを目指してきたことに触れ、「事件を風化させず、多くの人びとが子どもに関心を持ち、命を守っていきたい」と強調した。午後には保護者や住民など約110人による「命の輝きの集い」を非公開で開催した。

 市内の小学校ではこの日、87校が集団登下校を、85校が全校集会を実施。見守りのボランティアに感謝する集い、防犯教室、安全マップづくりなどもあった。

【写真説明】保護者や教員、海田署員の付き添いや出迎えを受け集団登校する矢野西小の児童(21日朝、広島市安芸区)

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200811220022.html