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2008年11月22日(土) 00時00分

否決の任期付職員案再提案へ中国新聞

 本年度末の解散を決めた府中市の社会福祉法人「府中保育会」などをめぐる問題で、市は21日、9月の市議会定例会で否決された任期付職員採用条例案を、12月定例会に再提案する方針を明らかにした。

 条例案の提出は市と法人の職員組合側が締結した協定書に基づく。解散後の職員の雇用を想定した内容となっている。市は条例の成立により、府中保育会と、同じく解散する学校法人「府中市幼稚園」の正職員の中から希望者を市立保育所の職員に充てる考え。任期は原則3年だが協定書は、その後も希望者に正職員採用試験を実施するとしている。

 9月定例会では、協定内容などに疑念を抱き、その解消を求める議員が多数を占め、否決された。これを受けた市と組合側との4度にわたる協議は、現段階で平行線となっている。条例案の修正もなく、議会の判断が注目される。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200811220006.html