記事登録
2008年11月22日(土) 01時32分

<JR東海>地震対策強化 気象庁情報を活用毎日新聞

 JR東海は新幹線と在来線の新たな地震対策として、気象庁の「緊急地震速報」の活用を26日午前6時から始める。既に設置している地震計から得られる情報と合わせ、電車への送電を瞬時に止める機能を高める。

 JR東海は地震対策として、新幹線と在来線合わせて計106カ所に地震計を設置している。沿線での揺れをとらえる「沿線地震計」と、沿線から離れた場所にある「遠方地震計」の2種類で揺れをキャッチし、自動的に送電を停止するシステムを活用している。

 新システムでは、この既存システムの「中継所」と呼ばれる部分で気象庁の情報も得られるようにすることで、従来より数秒から十数秒早く電車を止めることができるという。工事費は6000万円。【米川直己】

【関連ニュース】
JR東海:新幹線試作車両走行の2両脱線 浜松
JR東海:市販の鉄道模型使い電車の運転士が訓練 浜松
リニア中央新幹線:3ルート調査を国交省に報告 JR東海
リニア新幹線:JR東海「南ア貫通」…自治体調整焦点に
JR東海:リニア着工「2010年代前半目標に」

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081122-00000008-mai-soci